2023年04月07日

今週の注目感染症 
2023年第13週(3月27日~4月2日)

●インフルエンザ
全県で罹患数331、定点当たり2.28の患者発生あり、県下全地区で減少し前週の0.70倍となった。
定点当たり東部地区で2.86、中部地区で1.67、西部地区で2.51の発生あり。
10週をピークに減少が続いている。
保健所別では御殿場HCが定点当たり15.5で前週から減少したものの依然警報レベルを維持している。

●感染性胃腸炎
全県で罹患数306、定点当たり3.29の患者発生あり、前週の0.93倍に減少した。
定点当たり東部地区で2.97、中部地区で2.33、西部地区で4.93の患者が発生した。

●RSウイルス感染症
全県で罹患数36、定点当たり0.39の患者発生あり、前週の1.16倍に増加した。
定点当たり東部地区で0.16、中部地区で0.19、西部地区で 0.87の患者が発生した。

●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
全県で罹患数17、定点当たり0.18の患者発生あり、前週の0.5倍と減少した。
地区別では東部地区で2.67倍、西部地区で1.3倍と増加したが中部地区で0.25倍に減少した。
定点当たり東部地区で0.16、中部地区で0.26、西部地区で 0.17の患者が発生した。

・風疹、麻疹とも患者発生なし。
・全国のインフルエンザの発生は4.06で前週の0.63倍に減少した。
注意報レベルの保健所を有する都道府県の11に減少した。
・静岡県において第13週に定点当たり患者報告数の多かった疾病は、順に1)感染性胃腸炎(3.29)、2)インフルエンザ(2.28)、3)RSウイルス感染症(0.39)、4)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 (0.18)および咽頭結膜熱(0.18)、5)突発性発疹(0.15)で、前週の順位と変動した。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和5年4月7日更新)