2023年04月14日

今週の注目感染症 
2023年第14週(4月3日~4月9日)

●インフルエンザ
全県で罹患数183、定点当たり1.33の患者発生があり、県下全地区で前週より減少した。
定点当たり東部地区で1.62、中部地区で1.00、西部地区で1.28の発生があり。
10週をピークに減少が続いている。
保健所別では御殿場HCが定点当たり7となり、注意報の基準値を下回り、これで県下すべての保健所が基準値を下回った。

●感染性胃腸炎
全県で罹患数262 、定点当たり2.94の患者発生があり、前週の3.44から減少した。
定点当たり東部地区で2.16、中部地区で2.26、西部地区で4.40の患者が発生した。

●RSウイルス感染症
全県で罹患数32、定点当たり0.36の患者発生があり、前週の0.40から減少した。
定点当たり東部地区で0.00、中部地区で0.22、西部地区で 0.87の患者が発生した。

●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
全県で罹患数27、定点当たり0.30の患者発生があり、前週の1.6倍と増加した。
定点当たり東部地区で0.28、中部地区で0.48、西部地区で 0.17の患者が発生した。

・風疹、麻疹とも患者発生なし。
・全国のインフルエンザの発生は2.77で前週の4.06から減少した。
注意報レベルの保健所を有する都道府県の11に減少した。
・静岡県において第14週に定点当たり患者報告数の多かった疾病は、順に1)感染性胃腸炎(2.94)、2)インフルエンザ(1.32)、3)RSウイルス感染症(0.36)、4)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 (0.30)及び咽頭結膜熱(0.30)、5)突発性発疹(0.15)であった。

【静岡県感染症情報センターより参照】
(令和5年4月14日更新)